車種の使い分けも必要です
フォークリフトも現場によって車種を使い分けます。
一番良くみかけるフォークリフトは、カウンタバランスフォークリフトでしょう。
稼働数も一番多く、免許取得のための実技講習でもこの車種を使います。
カウンタバランスフォークとフォークを上下させるためのマストを前方に、車体後方にはカウンタウエイトが設けられています。
タイヤの角度が70度以上回るので、狭い場所でも小回りが利きます。
リーチフォークリフトは車体が停止した状態でもフォークが前後に移動できるフォークリフトで、運転席は無く作業員は立って操作します。
タイヤの角度が90度近く回るので機動性が高く、バッテリで駆動するタイプが多いため室内でもよく使われているフォークリフトです。
カウンタバランスフォークリフトに比べて安定性に欠けるので転倒事故も多く、取り扱いには注意が必要です。
サイドフォークリフトは車体の真横にフォークが付いたフォークリフトです。
トラックの横半分がフォークリフトになったような形をしており、長尺物のパイプや木材などの荷役運搬業務に使われています。
長い形状の物を運ぶため、車格の大きいものが多いでしょう。
オーダーピッキングトラックは荷役装置と運転台が同じ位置に設置されており、荷役装置のそばから運転者が操縦できるフォークリフトです。
棚に置かれた品物のピッキング作業などに使用されます。
ウオーキーフォークリフトは運転者が歩いて操縦するフォークリフトです。
主に運搬距離が短いところで使用されます。